CONCEPT

小国は標高400mを越える山間高冷地のため気温差があり、じっくり生育するため木目の詰まった木へ育ちます。

国の機関で材木の強度試験を実施したところ木造設計基準値の45を大幅に超えた70で評価されました。

※1986年国立林業試験場ボルト接合部強度試験、実大引張強度試験、板材強度試験

通常、木材の乾燥は化石燃料（重油・灯油）や電気を使用して、時間を短縮します。小国町岳の湯地区では地表から多くの地熱水蒸気（湯けむり）が立ちのぼり、この天然エネルギー（水蒸気の熱）を活用して、二酸化炭素の排出を抑えた地球にやさしい技術で乾燥しています。

化石燃料や電気で乾燥させた木材は急速且つ高温下で乾燥させるため焦げた匂いや変色を起こします。地熱乾燥は50〜60度の中温で木材の細胞への負担を抑えられ、木材の持つ本来の色や艶、香り成分が多く含まれ、耐腐朽性に優れる可能性があるとの研究結果も出ております。